朝まだき

昆虫

昆虫は遠くの世界から飛んでくる光り輝く無数の星々や宇宙のどこからかヨロイに身を被い戦士なる遊泳者なる彼等は狡知 叡知を秘めて時空を疾駆する時に使わされた勇者として
供養

実体

ハマグリよお前は 俺に食われて排便になってしまう美しいお前が 排泄物に美味いお前が残渣にこれは何だったのか単純すぎてしまって考える人間の頭にはいつまでも浮かばないいつまでも逃れたい実体です
夕照り

最後へ

ムダな人生格別何もなく草原を流れる雲を送り草に働く虫を見て己自身の限界を感じた時寂しき人生に解決策も無く 地によろめきそんな中 空気が非常に温かくなって最期の時を迎える準備の中に沈んだのでした
夕照り

これから

私の故郷は今桜桃の花や リンゴの花桃のピンクの花などが咲き乱れてもう何度も 何度も毎年見た景色なのに今年初めて見るような気がしてこんな景色は私の父も見たのかどうか誰かが去って初めて気付く景色が有り何かと会って 変わる景色が有りそんな移り変わ...
夕照り

若い英雄

英雄は明日を見れないその知能と その勇気とその忍耐力 体力でどんな人生も切り開くことが出来るのに宇宙の侵略者や地球のひずみへのたった一歩の前進のためにその豊かな精神を奉げなければならない人間の怠惰さが 英雄の高貴さを貶めてしまうのに運命も彼...
供養

時

時が気になる私にべったりまとわる最期を看取る時なのだ固定した限られたものでなく流れていくものそして見捨てていくもの存在の根源誰の時も同じでないハズ黄色い時もあれば白い時もある緑の時だけが無いのだ
思い出

歩く

田圃の畦道を歩く田舎の林道を歩くいつかの時間が待っている懐かしき人々の声が聞こえてくる私はたたずむ耳は静かにあのざわめきを捜している
思い出

石

私は一度石と心が通ったことがあるその石は私に語り掛けてきたし私の心を和ませてくれたのです私の心の形と通う偶然の形をしていたのです何億年と一人でいた石は驚いたでしょう今は風雪に耐えた体を綿とガラスの瓶の中でかすかな風の音を聞いています
思い出

真実

大草原の中に一つ私の墓を建ててくれそこはいつか不毛の地になり海の底になり何も痕跡を失くしてしまうかもしれないが真実だけが残り私も真実の一部になりそして 全てと一緒に時の船に乗る
朝まだき

新生物

まもなくどこかで新生物か生まれるいたる所にその気は満ちていてアスファルトの中 電気の中それが善やら 悪やら 無やらそれを進める力が徳を極めることなく空を流れている