供養

歴史

歴史は激動で始まり静寂を目指していく喜びも悲しみも時間の中に吸収されていく多くの人の嘆きも哄笑も一行も残らないそうして消えていった忘れられていく人々を私達の精神の冷たさが送る
思い出

悲しみの八月

遠い八月の暑い日にそこに残された人々は苦しいことも悲しいことも解き放たれて 佇んでいるもう全てから解放されて永遠の記憶だけで生きていくそれは静寂の森行き交うだけの街もう瞳は何も語れない
供養

自死

一つの魂が去った過去40年居るべき所に居た君がいくら待っても帰ってくることは無くなったもがきにもがいた人生は唯 一瞬の流れゆく枯れ木だった今となっては私の肩に重荷となって残っている
朝まだき

人生

人生の最後にあぁ こんなものた゛ったのかと 言う時は必ずくるそれまでは まだまだ何かあると思ってまだまだ何か出来ると思って日々を失っていくいつまでもの記憶が人を引っ張っている
思い出

真実

自然を観察しよう顕微鏡で見極めよう花を昆虫を岩石を周囲をそこに一つの意志の美の形が有るはずだから忘れてきたものを思い出し小さな小さな真実を感じる
夕照り

人生

人は一つの生を渡り多くの夢で生きていく喜びも悲しみも 織り交ぜて流れ流れて 帰っていくそして後には自分自身だけの優しい物語を残して
思い出

道草

道草は遠い昔の思い出を湛えて皆みんな一緒だった淋しさなどはひとかけらも無い温かな時の流れだった
思い出

アベベの蛇口

アベベは走った鬱蒼としたジャングルでなく人人人のジャングルを国のため自分のため最期まで一人で走った頂点に立った時欲しかったのは丸い飾りでなく家族への蛇口だった
朝まだき

吹雪の中

吹雪の中もみの木は嬉しそうに枝を上下に揺らしているもみの木は吹雪を粉雪を待ち焦がれている吹雪が懐かしい声になっている生命の力が励ましている
夕照り

地球号

緑の地球号は幾多の喜び悲しみを乗せながらその軌道を幾億年と微動だにせず へ巡っていく微動だにせず 落ちていく