思い出

カエルは見ていた大きな才能は 全てを受け入れる小さな才能は 全てを拒否しているその間に私達はいるのだが春の田圃の水の中カエルが目だけ出し世の中を見ているどの人間もせわしく せわしく見えて目を見開いていたのは当然のことだった
朝まだき

僅かな希望残念だけど 世界は一瞬間の堆積残念だけど世界は一人一人の集積でしかないのに繋がっていると願うのは誰かが残した僅かな希望の残光
朝まだき

それぞれの神偉大な神よ末裔のなりふりを見てあなたの出現を知るやはり 必要が必然を生む無から有は育たない民族の限界は羽搏かない私の民族も根本を引きづっていく民がとどまるかぎり神も羽搏かない
思い出

民衆の願い気を付けなければならない上に立つ者が必ず優れているとは限らない本当の人は たまにしか出てこない優れて劣る勝者は溢れているそして それに抵抗出来るのは我々の忘れっぽい 当てにならない勤勉さだから 時はゆっくりしか進まない嘆きは満ちる...
供養

クレージー植木ずっーと待っていたのにあんなに盛り上がっていたのに二度と彼等は帰ってこなかったあれもこれも 分かってしまったが今でも心は待っているいつも陽は沈みあの山に消えていくとしても
供養

小さき人小さき人は小さき人がキライである気付かない自分を見ることになる人を貶めるのに長けてしまいそれでカラスのように喚いているさすれば 仲間がいっぱい寄ってきて小さい人の大きな集団そんなところが人の本性か悲しみはいつも居座る
夕照り

正義普通の日が過ぎていく誰も自分を鍛えていない弱い人間を見捨てない困っている人間に共に歩むそんな強い人が たまにいる口だけ大きいのは いつもいるそんな多くの人の間で口だけ先に進む最後に出来た機能が人間の未来を暗示する
朝まだき

戦争その時考えよあなたが人を殺すのか誰かが人を殺させるのか離れよ第三者たちの浅ましい心からそうして残りたい自分の魂生殖前の存在の本質へ
供養

現代選挙雨後の竹の子はお構いなく人が お題目だけの義務感覚で小さな世界で通用する価値観だけで選良民を目指す者をどう見てるか分かるようなもんじゃないか実の無い働きと功名心全く 自分へだけの口歴史は下る 限りなく下るそうして 早く着地した者が竹...
朝まだき

タコ私は昔 タコの美人に会ったことがあるそれはそれはツヤがあり優しそうでとても怒るカニを睨め殺す顔には見えなかった今では 全ての生存に懐かしくなって余った手で魚たちを手招きしている