朝まだき

朝まだき

音が世界を充たしていた音は時と同意語今まであった無数の音を聞きたいと思った音は私を責めない音は悲しみ自分だけでは存在足りえないのに世界の厚みはその何もない音によって成り立っていく
朝まだき

生命

花が笑っている家族揃って広大な中に一点に場を占めてとくとくと水の流れ生命の流れ長大な時の中に凝縮させてゆらゆら揺れて生命の姿を見た生命はいつまでも揺れている時は揺れている
朝まだき

夢の故郷

秋の晴れた日私の街にふらりと現れたのはキルギスの商人でした見るからに異国の装いなのに違和感が無かったのは余りにも上手く日本語を話すので誰もが親しみを覚えるからでしたしかし 彼は五歳から異国を巡るれっきとした商人でした一番最初に旅に出た時は祖...
朝まだき

人生

人生の最後にあぁ こんなものた゛ったのかと 言う時は必ずくるそれまでは まだまだ何かあると思ってまだまだ何か出来ると思って日々を失っていくいつまでもの記憶が人を引っ張っている
朝まだき

吹雪の中

吹雪の中もみの木は嬉しそうに枝を上下に揺らしているもみの木は吹雪を粉雪を待ち焦がれている吹雪が懐かしい声になっている生命の力が励ましている
朝まだき

時空

風はインフレーションの残像人は宇宙を漂って138億年を飛ぶあなたと会えるのはいつの日か可能性の発見人はいつも夢見ている
朝まだき

言の葉

人は言葉で出来ている言葉とはタテ ヨコ ナナメの三次元四次元 五次元になる時言葉は増殖を始める
朝まだき

可能性

まん丸の宇宙に四角い思考が生まれまん丸い地球に四角い人が生まれ時間の川が角を削っていく力学の世界に 精神が生まれ角張る世界が静まっていくそんな未来はある可能性は いつまでもある
朝まだき

歌は心の広場何気なく人が行き交い何となく心が通い合うお互いを意識しながら挨拶もせずにすれ違っていくそんな場を作っていく
朝まだき

正義の味方

私の敵は誰だったのだろう正義の味方の道具を揃えていつか立ち上がるハズだったのに筋肉は衰え知覚も定かでなくなってもう飛ぶことは無理だ私を待ってた人はいたのにだが私はまだ諦めてはいないいつか明日の光を灯すのだ