朝まだき

朝まだき

辺境にて

辺境に新しい世界があると言う因習に留まるだけでは行ったら帰れなくなるのでは帰った人は何を見つけられたのか枯葉の裏も表も見せるだけには終わりたくない唯 飛行船が帰るようにはそれだけで終わりたくない新しい価値に行かなければ
朝まだき

希望

唯々 殺せる者が唯々 正義の名のもとに殺せる者が唯々 恨みを持って殺せる者がそこに希望は住んでいない明日に晴れはこない己を守るためだけに闘う人でなく人を守るために闘う人がいるそこに希望はいないかもしれない晴れる明日はそこにしかやってこない
朝まだき

その人

その人は一人で救えると思ったのでしょうかでも 世界の人はその人を求める完全にはならないが構図は出来上がるかすかな夢の構図が
朝まだき

偉大な人

人が人でなくなる時も人であるそんな者同士か一緒になって危ないばかりですだから心ある者を大事にしなければならない人が壊れて人となるそこに偶さか抗う人がいるまだ立つ人がいる
朝まだき

それでいいのに

誰も私を見ていない私には何も無いのかもともと何も無かったのにそれで良かったのに別にそれで良いのに有ると思う人間が多いからそんなハズはないのに分かる人は少しいるのにそれで良いのに
朝まだき

カメ虫

自宅の中の壁にカメ虫が逆さに張り付いて多分私を見ている良い人か 危ない人か食べられそうか 舐められそうかそれらが来ると明るくなったり 暗くなったりうるさかったり 笑ったり余り役に立ちそうもないのは知っている
朝まだき

毛虫

春ともなれば私の村はリンゴや桜桃の花盛り畑の間をアスファルト通りも巡っています朝の通勤ラッシュの束の間に真面目そうな 着ぶくれの毛虫が行き交うタイヤのその間を身をくねらせこのアスファルト通りを通り越そうと 鉢巻巻いて額に汗して じりじりと何...
朝まだき

昆虫

昆虫は遠くの世界から飛んでくる光り輝く無数の星々や宇宙のどこからかヨロイに身を被い戦士なる遊泳者なる彼等は狡知 叡知を秘めて時空を疾駆する時に使わされた勇者として
朝まだき

新生物

まもなくどこかで新生物か生まれるいたる所にその気は満ちていてアスファルトの中 電気の中それが善やら 悪やら 無やらそれを進める力が徳を極めることなく空を流れている
朝まだき

妻の入院

妻が入院の日は一日中 虹がかかっています西に東に高く低く運命が迷っているようですこれまで運命に逆らった日々今日も立ち向かう無常の者が息を吐く不思議に箸の折れた日でもありました