夕照り

夕照り

神韻

ひびけこの小さな響きが目に見えないものがびっしり詰まった精神とかそんな中を すり抜けてもう目に見えない響きになってしまって時の中を物質の中を永遠に不滅に渡っています私の宇宙は 不屈の意志に満たされている
夕照り

雨蛙

雨蛙がキャッツアイをして曇り空を仰いでいる座禅をして宗教的夢想に耽っている雨蛙というのは中々大したものなのだ虫を食っても悟達して蛇に飲まれても肛門から帰り夕方は友人とひと風呂浴びて口を開けて眠気をきざし人様御殿の夫婦喧嘩で熟睡だなりたいよう...
夕照り

一年

もう思い出を閉じる無表情な風が身を固くした木々の間をすり抜けていく山々は一年の疲れをみせるように紅葉しもう一生の勤めを終えようとして死んで駆けていった私の父も時の漆黒の中に閉じ込められてしまっている
夕照り

旅立ち

例えば娘が旅立つというのは体がじんじんすることなのですもう ずうっとこうなのた゜としても宇宙の顧みられない一コマであって私が個人の中に取り残されていく
夕照り

ネズミ

粘着マットに ネズミは捕らわれ鼻まで接着した状態はもう逃れられない鳴き声はこの時のためなのか何処までも 切ないせめて河原などで最後にとという思いはビニール袋に入れられて車に積まれた取るに足らないものを野辺の送りにとハンドルを握る心は感じてい...
夕照り

権力の循環

人民は何かを狙って権力にペコペコ権力はその上の権力にペコペコまたまた上の権力にペコペコ最上の権力は人民にペコペコ人民は威を借る権力にペコペコ
夕照り

人生

人は一つの生を渡り多くの夢で生きていく喜びも悲しみも 織り交ぜて流れ流れて 帰っていくそして後には自分自身だけの優しい物語を残して
夕照り

地球号

緑の地球号は幾多の喜び悲しみを乗せながらその軌道を幾億年と微動だにせず へ巡っていく微動だにせず 落ちていく
夕照り

取り残された少女

冬が寒く暗い夜空には皆既月食になる月がくすむでる日家々も戸の鍵を下ろした時刻なのに雪道に少女が一人青いシルエットを落としている何一つ生命を感じさせない田舎の夜に少女は取り残されて人類の最後をそこに見てしまった
夕照り

冬の蜂

冬の蜂は羽根を忘れ仲間の虫も去り人間にか細い生を晒す進も止まるもすでに寄る辺無ければ何ほどの生だったのか我もかくのごとし又 多くもかくの如し