供養

 

 

供養

魚

魚は死んでも目を閉じられない悲しい時も己を見つめるしかない見たくない己を見つめるしかない見えない世界を求めていつまでも泳いでいく
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故郷

私の故郷はリンゴの白い花 桃のピンクの花サクランボの薄いピンクの花まったく花に包まれてしまった私の故郷がこんなには花に囲まれていたなんて今まで気付くことも無く身寄りもなくなった今周りを振り返ることが出来るようになった今豊かな自然を知って往き...
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枯葉剤

もう人間の顔ではありません枯葉の顔石の頭あの人とこの人が憎み合ったのです人は蚊になって深海魚になったあの人とこの人は打ち解けず別れていきました彼等が作れたのは妖怪の叫び声 一つ目小僧人間が悪魔を作れるのです悪魔は置き去りにされてそして彼等は...
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一本の道

行く手に何かありそうな明日に何かありそうなあの峠の先に素晴らしい光景がありそうな雨の日の先には晴天がありそうなそんか日をつないで日々を過ぎるしかし あったのは又同じ日人生の実相唯々それを越えていく出来れば誰かと超えていく遥かな人々と私を繋ぐ...
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実体

ハマグリよお前は 俺に食われて排便になってしまう美しいお前が 排泄物に美味いお前が残渣にこれは何だったのか単純すぎてしまって考える人間の頭にはいつまでも浮かばないいつまでも逃れたい実体です
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時

時が気になる私にべったりまとわる最期を看取る時なのだ固定した限られたものでなく流れていくものそして見捨てていくもの存在の根源誰の時も同じでないハズ黄色い時もあれば白い時もある緑の時だけが無いのだ
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キャッチボール

人生はキャッチボール遺伝子を思いを伝えていくものそして 伝ええなかった者にはそこはかと静寂が残り長い歴史の記憶が途切れることの言い知れぬ深い呼吸が湧いてくる
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2度と

彼は2度と現れることは無いのだ今ならふう~と 静かに歩いていて淋しく挨拶されても驚かないのだがもう 彼に追いつくことは無くてそれで 彼は死んだことが定着してしまったのだ
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紛争

ちょっとしたことで全ては終わってしまう周囲の交わりも肉親の日常もそれだけが大事なのにそれ以上のものはないのに一部の脳みそが暴発してハエが世界を征服しようとするような世界の端から崩れ始める
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一人の道

夜には悪魔が顕れ人を連れにやって来る淋しき人は望んだり萎れておののく人も有りたまに最果ての人に道開けその人の最後の道となり讃えずとも静かに見送らん一人の道を見送らん