夕照り

行く道

あまりにも細き道を色を失い 途切れそうにも虹のように 重なる時もこんな世界に希望の糸くずが漂う糸くずだから 風にまったり雨に落ちたり落ちたら立ち上がるのは難しい多くの糸くずで土になり歴史となりそうして溜まるだけの宇宙に人が踊っている
夕照り

くさい記憶

私は勝手であり 人をさいなみ 人をだまし人を恨み 人を愛す私はゴミであり ウイルスよりも でかくなったそれが何をしたって それた゜けのこと時間は全てを食べに訪れ又 勝手に使う奴もいたそれらに付き合わされ私も人生を弄んだ必死にたどり着いたこの...
朝まだき

人間の努力

人は宇宙から生まれどれだけの時間があれば良いのか無と有の行く末究極が無いとすれば混沌のみか自由意志は無限自由意志は苦悩の源泉楽しむ人もあり 苦しむ人も生む宇宙は幸福など望んでいないしかし 脳は作り上げた二項対立永遠の人間の努力は続く
思い出

大木

大木は見ている ちっちゃな人間私はずる賢さより大きさを選んだ戦争に呼ばれないために足でなく 根を選んだ服は貧富無く与えられるように葉っぱにした今となっては どっちが正しかったのか思考のための日陰と有り余る木の実の義務を受け持った自分の選択が...
朝まだき

創造の源泉

夜の底知れない波動の中に身を落として繰り返す初源のつぶやきの中に入る聞こえるようなかすかなうなりその中に浸っていると閉ざされた影像が泥に湧き出るガスのように姿を顕してくるそうして人は創造を紡いでいく
思い出

生い立ちの理由

意味もなく生きている人生ですが自分自身 ミミズの如く生きられもせず体の大きな見栄だけですそれが 唯 道端を歩いているいつもの狭い往来の中で小さく小さく蠢いている朝陽に少しの夢を浮かべ夕日に去った人達の記憶をわびしがり日に日に継いで無駄にして...
供養

宇宙の片隅に行ってしまった者たちは遍歴する影となって充満するしかし どれだけ本当の影を持ちえたのだろうか君はどれだけ知っているかあなたの いく代かの結類が大脳皮質の中に生きているか悲しみの人達がいた喜びの人達がいたいつまでも生きていることは...
朝まだき

穏やかな日

やらなければ分からないこと動かなければ見えてこないこと自分の後ろが見えないようにいたるところにやせ衰えた人たちがいるのに何も見向きもされない子供たちがいるのに太い腕にからまれてる女性がいるのにいつも輝く朝日が誰にも降り注ぐ桜の花が毎日 毎年...
思い出

上と下

何のために生きてきたのかこんな小さな体で何のために生きているのかこんな大きな体で明るい心と 暗い心賢い頭と 狡い頭お互い補え合えば済んでいるのに単なる 赤と緑上も下も反対から見れば 下と上初めは通じていただろうに
夕照り

残るものと消えていくもの

この齢になって最近 たびたび私の周りに骨のついた鳥の羽根が落ちている自分で落としていった訳でもないだろうに地球の一角で殺し合いがあったのだ殺すものと殺されるもの生物は運命から逃れられない賢命を願って出てきたハズなのに祈りは 望みはこうして断...