供養

戦時開拓民

国は民をだまし人間社会は同胞を苦しみの中に見捨て見捨てて人生を終わらせた行き詰った末のやっとの果てのか細い腕でさえ置き去りにした人達には同じ運命にはまるまで相手を知ることはない非情のトルネード
朝まだき

時空

風はインフレーションの残像人は宇宙を漂って138億年を飛ぶあなたと会えるのはいつの日か可能性の発見人はいつも夢見ている
朝まだき

言の葉

人は言葉で出来ている言葉とはタテ ヨコ ナナメの三次元四次元 五次元になる時言葉は増殖を始める
供養

行きついた民

放牧の民の歌声はうねった草原を超え険しい谷を抜けていく一張だけの家は風に吹かれてざわめいている夫婦は高原の急斜面に晴れの日の風に雨の日の雷鳴に父母の戒めを守る
供養

故郷

自宅の側に幅5間の清流が流れ寒い日の明け方下流にリンゴと鶏を食いにツキノワグマが渡っていく野性にとってそれが日常であった親から教えられた励ましであった
思い出

熊と私

ツキノワグマは住宅街の中を嗅ぎまわる川を渡って果樹園に通う私は朝方の青い空の中でちぎれ雲を追って泳いでいく故郷の村は霧から目覚めては初夏の太陽を田植えの隣人と過ごす降ってくるような懐かしさが体を満たした
夕照り

道は開けない

人の世はママゴトゴッコのように過ぎていくあまり生産的でない世の中に人は右往左往して真剣そうに生きる優しさの前に権力志向それが上になり進化は進まない本当に必要な人は謙虚になり悲しい人に道は開かれない熊が一生懸命子孫のために危険を冒している
供養

暗いマントを着た聖人仕事が終われば定めの土地に留まるだけ懐かしい者達への思いにふけるか懐かしい故郷を思い巡らすか運命の重みにめげず静かに佇む 永遠の中の奇跡じっーと私を見つめている
朝まだき

可能性

まん丸の宇宙に四角い思考が生まれまん丸い地球に四角い人が生まれ時間の川が角を削っていく力学の世界に 精神が生まれ角張る世界が静まっていくそんな未来はある可能性は いつまでもある
朝まだき

歌は心の広場何気なく人が行き交い何となく心が通い合うお互いを意識しながら挨拶もせずにすれ違っていくそんな場を作っていく