朝まだき

一緒

明日はなくてもいいよ今日があればいいよなんて思わないで楽しい人も 悲しい人もいつかは終わる人達だから一緒の人達だから恨みっこなしで明日の朝日を見ようよふるえる人も又 何処かに辿り着けることを信じているだって 一緒だから
思い出

旅立ち

故郷は離れていく肉親を残し 田圃を置いて明日のために 生地を旅立つ有ったものは少しずつ消えていき消えていくものに従って故郷は失っていくあなたの祖先もそうやって私が今ここにいるさようなら思い出さようなら 懐かしい人達
思い出

あなたのために

一つ 私はあなたのために代わりに死んでも仕方ないと祈る一つ あなたのために幸せを祈ったのに何も出来なかったから一つ せめてあなたに人生を充分楽しんでもらいたいから一つ あなたの最後の時間が訪れた時    私をなつかしく思い出して欲しいから一...
供養

運命

食べるものと食べられるものと私はそんな中で生きていく善悪の前の運命離れられない前の論理迷える人の世迷える民の神さびしく見ているだろう悩みは永遠につづく
朝まだき

小さな私と蛾

小さな私と蛾私を無視する人よそれでも私は生きていかなければならないそれはそれで諦めようそんな仕方のない世の中隠れて生きていくよ隠れても楽しみたい五ミリの蛾でさえわき目も降らず羽根を空間に打ち振るうのになんと勇ましいことか鷹の野望を持ってはる...
夕照り

万物

万物人は我が物顔で 世界を理解するそれぞれが 善悪 上下 も無く存在していく鳩より鷹が強いとか鷹よりノミが強いとかヒマワリはシロツメ草より輝いているとかヒマワリは人に切られて陽に干されたり皆 その場から離れられない吐いた息は巡っていくのに利...
夕照り

紋白蝶

紋白蝶どうして人は うわさ 陰口で生きていくのか私などの小さな人間をうわさするのは短い旅路の間のどうでもよいこと頭だけの知識で生きているだけなのだから借り物の知識なのだから人を動かす力があるのなら 変えてしまう力があるのなら人の苦しみは意味...
思い出

人生

人生体 ポッカ ポカお肌 サラッ サラ関節 ノビッ ノビ欠伸 チョット小雨 ポッツリ ポツリ小鳥 ヒト声ノラ犬が背伸びして僕を見ているア~ア 心ノビノビに豊かになってこれが人生というものだったらこんなんで良かったのだと考えている
夕照り

行く道

行く道未来に永遠はあるのか過去真実はあったのか淋しい人生は一筋の行き止まり襲ってくる誹謗中傷は唯の道を石ころだらけにする言ってる者は石を放るだけで後は 自分の道に帰っていく石ころの道と 茨を備えた道と荒野の中を へ巡りあって途絶えていく少な...
供養

迦陵頻伽

来世を夢想する人の世の限界を超えたい進化と別の世界に生きてしまった一寸の愛を作った位でここまで来てしまった私の今を貢いだ先人たちに北国を目指す白鳥のように帰趨の響きがさかんだキーチロチロキューと迦陵頻伽の末裔が最近 私の周囲をキレイに飾って...