供養

供養

意味

悲しいことが多いほうが良い人生を静かに終えることが出来るから楽しいことは ほどほどが良いしょっちゅうでは 色がついてしまう平凡かぁ つまらなさそう虫のように 一つの事のために生きて中には単純さに 心惹かれる人もいるのだろうその全てに意味があ...
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人生

田舎の町で生まれその町で育ち景色が靄に霞んでいくように何も人生は気付けなかった唯の 細き道であった花を植えたり 巣箱を掛けたり一通りのことはやってみたのだが食い散らかすだけでは何とも仕方のない話で最後の月日に読経をする
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矛盾

普通の人でいたいのです変わったことしか出来ませんでしたいつ こうとなったのかもう 終わりなのに幸せは 勘違いの始まり不幸は 人間の始まり何が先で 何が後になるのか花が種から始まるように花が花弁で終わるように一本の道は正しく味気ない人はいつま...
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クレージー植木

ずっーと待っていたのにあんなに盛り上がっていたのに二度と彼等は帰ってこなかったあれもこれも 分かってしまったが今でも心は待っているいつも陽は沈みあの山に消えていくとしても
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小さき人

小さき人は小さき人がキライである気付かない自分を見ることになる人を貶めるのに長けてしまいそれでカラスのように喚いているさすれば 仲間がいっぱい寄ってきて小さい人の大きな集団そんなところが人の本性か悲しみはいつも居座る
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現代選挙

雨後の竹の子はお構いなく人が お題目だけの義務感覚で小さな世界で通用する価値観だけで選良民を目指す者をどう見てるか分かるようなもんじゃないか実の無い働きと功名心全く 自分へだけの口歴史は下る 限りなく下るそうして 早く着地した者が竹の子を踏...
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交響楽

協働の素晴らしさ乱立のこの世の中でその交響の尽きない流れの中での意志の絡まる僅かな時間目覚めてくる時間いつかは果てて 乱れ行く前兆真ん中に中心が必要でほんの一時の積み木いつも来る 夜の未完の前のあの静寂人として望んで得られない   ものが顕...
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死人

死人の額に手を触れる冷たい肌だ物体と違う 不思議な冷たさだ私の熱を吸い取っていく渇望した冷たさなのだ何か思いの残るような静かな 静かな冷たさなのだ
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戦後

忘れられた子供たち地理的 歴史的に子供たちは現在を無邪気に遊びたいのに空間に 時間に取り残された多くの子供たち草原にとどまりいつまでも化野には行かないのだ
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殺人鬼

一人の人間が優しさの中で生まれ愛の中に育ち慈しみを養った体は知恵を持ち悲しみを感じ喜びが湧き怒りは手を握りしめ楽しみは人並みであった愛は切なかったその中に狂気などというのは無に等しいほどのものであった本人を動かしているのは本人以外のものであ...