供養

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運命

食べるものと食べられるものと私はそんな中で生きていく善悪の前の運命離れられない前の論理迷える人の世迷える民の神さびしく見ているだろう悩みは永遠につづく
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迦陵頻伽

来世を夢想する人の世の限界を超えたい進化と別の世界に生きてしまった一寸の愛を作った位でここまで来てしまった私の今を貢いだ先人たちに北国を目指す白鳥のように帰趨の響きがさかんだキーチロチロキューと迦陵頻伽の末裔が最近 私の周囲をキレイに飾って...
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宇宙の片隅に行ってしまった者たちは遍歴する影となって充満するしかし どれだけ本当の影を持ちえたのだろうか君はどれだけ知っているかあなたの いく代かの結類が大脳皮質の中に生きているか悲しみの人達がいた喜びの人達がいたいつまでも生きていることは...
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見慣れぬ花

あなたの悪は あなただけのものではないあるものは全て宇宙にあったもの真実は 平等は 有のみ無も有の一部人は知らざるトゲを持っている頭と足が逆のような生き方を何十万年と生きて変わらぬまま 頭は上へ 足は下へその中に たまに 見慣れぬ花が咲いて...
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心の方向

足になれなかった手手になれなかった足体の愛おしさ顔は前になって良かったてっ辺にあって良かった手は二本 指は十本足は二本で走れた心だけが方向が定まらなかっただから 心は隅に孤独を抱えてしまった
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くびき

自由に自分の人生を歩いてみたいやっと離れた人生のくびきからあの最後の日まで月が夜空を渡るように雉か夜明けにこっそり鳴くように人知れず 自分の勤めを果たしていくそれでも諦めきれない時はカエルの合唱に朝のカラスの呼びかけを静かに聞いて一つになる...
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苦界

夢から始まる夢が無ければ 何も始まらないだろうが夢を持てない 辛い未来が残る人はどこにもたどり着けない淋しく野に立つしかない君だけじゃない 君だけと思わないで風が心無い調べを寄せるそこで倒れた人はいた右も左も無情の人ばかり闘うな 闘うな過ぎ...
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意味

悲しいことが多いほうが良い人生を静かに終えることが出来るから楽しいことは ほどほどが良いしょっちゅうでは 色がついてしまう平凡かぁ つまらなさそう虫のように 一つの事のために生きて中には単純さに 心惹かれる人もいるのだろうその全てに意味があ...
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人生

田舎の町で生まれその町で育ち景色が靄に霞んでいくように何も人生は気付けなかった唯の 細き道であった花を植えたり 巣箱を掛けたり一通りのことはやってみたのだが食い散らかすだけでは何とも仕方のない話で最後の月日に読経をする
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矛盾

普通の人でいたいのです変わったことしか出来ませんでしたいつ こうとなったのかもう 終わりなのに幸せは 勘違いの始まり不幸は 人間の始まり何が先で 何が後になるのか花が種から始まるように花が花弁で終わるように一本の道は正しく味気ない人はいつま...