朝まだき

朝まだき

人類

人類は多くの蛮人で作り上げたゼンマイだバタフライエフェクト悪や善や の交じった錆びていくゼンマイ時と共に緩んでいく誰でもがその解放運動に参加したのだ
朝まだき

人生

人の世に70年生きてきた意味を感じる用もない人になって私の人生の意味を人間の価値が見えてくるそれが私のゲノムの仕掛けだった
朝まだき

道者

ゆく夏に一人照らされ萎れゆくなれど心に刃持ちて来て無辺の中に助るものもなき道消ゆ野辺を進みて果てよ
朝まだき

瞬間

この胸騒ぎは何だ私は運が強くマイペースで良いのに天は私に何を経験させようとするのだこの胸騒ぎは何だ
朝まだき

トンボの一生

とんぼよ秋の一日残り少ない日数を後世と血筋の力に託し最後の有頂天をつがいにして飛んでいる私はその間に車を走らせていたのだがおうっと危ない妻を守ってしっかりカジ取りをせよ
朝まだき

野武士

夕暮れに私にまとわりつく一匹の蜜蜂離れようとしてもしつこく体当たりこんな大きな馬鹿者に何を怒っているのだ軽く払えば それで最期なのに視れば分かるハズその大事な命をそんか大事な時間を何を考えているのだ
朝まだき

生きる

なんと素晴らしいものを書きなんと素晴らしいものを残したとてなんだか生きているのが一番のような気がして死は待ってくれないし諦めはつけてあるのだけれど生きている時が 辛いことや楽しいことで疲れるものだとしてもやっぱり変化のあるこの世が一番で最後...
朝まだき

エーテル

夜のエーテルが人々の間に物と物との間にギッシリと包み込むそして人々を 物と物とをびっしりと大地にへばりつけてしまう宇宙の神々しい緊張のある山奥の村は子供たちをキラキラにして世に送り出していった
朝まだき

雨の記憶

雨が降っていますあの時と同じように少し濡れた頭を白いハンカチで拭いてくれたあの思い出を甦らして古い古い記憶の中からも雨が降ってきます
朝まだき

音楽

そう 宇宙は音楽に包まれて流れていけばそれで 良いのじゃないだろうかそう その中に包まれて私などが何処かへ去っても宇宙の均衡は音楽に包まれている私には そのように見えている