朝まだき

朝まだき

人間の努力

人は宇宙から生まれどれだけの時間があれば良いのか無と有の行く末究極が無いとすれば混沌のみか自由意志は無限自由意志は苦悩の源泉楽しむ人もあり 苦しむ人も生む宇宙は幸福など望んでいないしかし 脳は作り上げた二項対立永遠の人間の努力は続く
朝まだき

創造の源泉

夜の底知れない波動の中に身を落として繰り返す初源のつぶやきの中に入る聞こえるようなかすかなうなりその中に浸っていると閉ざされた影像が泥に湧き出るガスのように姿を顕してくるそうして人は創造を紡いでいく
朝まだき

穏やかな日

やらなければ分からないこと動かなければ見えてこないこと自分の後ろが見えないようにいたるところにやせ衰えた人たちがいるのに何も見向きもされない子供たちがいるのに太い腕にからまれてる女性がいるのにいつも輝く朝日が誰にも降り注ぐ桜の花が毎日 毎年...
朝まだき

何くそと

ここに一つの涙が生まれたあの小さな星の中にあのキライな人間もあの悔しい人間もいたにはいたが離れてしまえば唯の人懐かしい人だけの世界も物足りないだろうから人の心を捜しに本当の人になろうと生きていく
朝まだき

創造者

人生の物語を作る皆 生まれながらに創造者運の良いのもあれば 苦しいのやらそれでも立派な芸術家なのだ内側から作る人外側から作る人宇宙は二つと同じものは作れないその自覚が必要だ皆 立派な生き物なのだ
朝まだき

人の掟

限りある言葉で 限りなき世界を見えているのは小さな世界で全てを理解するのは不可能なことスズメの鳴き声さえチチチ チチチとしか表現出来ず仲良くはなれないせっかく同じ時代を生きたのに握手も出来なかったのは10本の指と 羽毛の羽根を選んだちょっと...
朝まだき

私の人生

宇宙に一人で生きていくそれでも人類の強い繋がりの中で何とか今まで持ち応えたのだこれが まだ まだ続くとしたら中には綺麗な嫁さんでも見つけ夕べの安らぎの中で夢見るだけのDNAが残っていれば私は そんな者で良かったと願っている何故そんな時間があ...
朝まだき

生きる

さびしさの心一人ぼっちの心正しい人の下の心それが私下から上目遣いは止めて底に安住しよう毎日を コツコツとそれで何の恥ずかしいことがあろう自分の能力に甘んじようそれでも生なのだ立派な 生なのだ優れた人の分からない強い生なのだ
朝まだき

私の祈り

人間は所詮 さすらい人最後は一人 いつも一人いくつもの山を越えて行かなければならないその先に何があるのか分からないから良いのやら 悪いのやら二択が人生で 明るいのやら 暗いのやらせめて 立ち止まらなくても 済むことを祈る私は 恥じ入って祈る
朝まだき

祈り

タヌキを轢いた 故郷はもう帰れないそこが あなたの最終地親が待っていたかもしれない子が待っていたかもしれないそこであなたは宇宙の分子となった思い出があったのに精神があったのに歩みはどこまでも続いていたのにもう 振り返るだけの人生人生という言...