供養

小さき人

小さき人は小さき人がキライである気付かない自分を見ることになる人を貶めるのに長けてしまいそれでカラスのように喚いているさすれば 仲間がいっぱい寄ってきて小さい人の大きな集団そんなところが人の本性か悲しみはいつも居座る
夕照り

正義

普通の日が過ぎていく誰も自分を鍛えていない弱い人間を見捨てない困っている人間に共に歩むそんな強い人が たまにいる口だけ大きいのは いつもいるそんな多くの人の間で口だけ先に進む最後に出来た機能が人間の未来を暗示する
朝まだき

戦争

その時考えよあなたが人を殺すのか誰かが人を殺させるのか離れよ第三者たちの浅ましい心からそうして残りたい自分の魂生殖前の存在の本質へ
供養

現代選挙

雨後の竹の子はお構いなく人が お題目だけの義務感覚で小さな世界で通用する価値観だけで選良民を目指す者をどう見てるか分かるようなもんじゃないか実の無い働きと功名心全く 自分へだけの口歴史は下る 限りなく下るそうして 早く着地した者が竹の子を踏...
朝まだき

タコ

私は昔 タコの美人に会ったことがあるそれはそれはツヤがあり優しそうでとても怒るカニを睨め殺す顔には見えなかった今では 全ての生存に懐かしくなって余った手で魚たちを手招きしている
夕照り

我々

くり返し くり返し 人は傷つく過ちは 運命に組み込まれた法則それは 逃れられないいつも陽は昇り 陽は沈む長い夜は本質を変えていく戻れる日は来るのか拡散が最終形でしかないのか
思い出

今は昔 今は昔人は昔しか聞こえない人は未来は見ようとするだから耳は大事大事なことを知っている失聴は古と離れること失明は先を手放すこと間は考えを失うこと
思い出

君と私

君が泣いた時 私は笑っていた私が泣いた時 君は笑っていたある時君が泣いた時 私も泣いていた私が笑っていた時 君は笑っていたそれから 私は君を忘れ君は私を忘れ色々と人の世に物思っている時君も立ち止まっていたある日 私は君と出会った知らない 知...
朝まだき

風と花々

父と母がいて満面の子供たちだが淋しいだろういない今はいつかは何も失うだろういないのにでも道は続く見えない道が一人の道が人であれば歩きづらい道がそこに せめてもの風と花々
朝まだき

他人

人は折角生まれてきたのに自分ということでなく他人が折角生まれてきたのに邪魔しようとする折角生まれてきたのに豚で無かったのに蛇でなかったのに皆んな なんでもなかったのに