夕照り 淋しいとき一人でいるときは良い人だったのに人間に交わると悪心が芽生えてくる今日も ムラムラ 湧いてくる私の悪の芽生え宇宙の悪が感応する聞こえる 聞こえる私を呼ぶ悪寒の源泉堕ちていく 堕ちていく脳の中の宇宙の最深部へサヨウナラ そして コンニ... 2024.09.06 夕照り
思い出 文明人へ足裏の柔らかさ 手の滑らかさは文明人への成立贅を尽くした廊下を歩き自動販売機が叫ぶ清潔が溢れ 道標は迷いを鎮め木陰は簡潔に並び 祭りばやしが満ちている止まれ私の双脚よふやけ切って自律神経が終わりを告げ秋斂の石の枕に行きつくまで君に語... 2024.09.05 思い出
思い出 山川世界大宇宙の一点に身を置くはるか昔の門出の扉は固く閉ざされすでに帰るべき道はなく暗黒が全身をおおい 冷気が充満する山川世界のただ中に我に与えられし最後の救いの所在神仏の手が閉ざされようと人々の罵声の中に生きようと行き着くところの自然の落... 2024.09.03 思い出
供養 豚ごめん食べられるだけの人生なのに大した美味いものも食わせずまして捨てられるもので育てられそんな人間でしかないのに生命のA級戦犯よ何故 神は見捨てないのだ助けてくれ 助けてくれと叫んでいるのに頭を潰していくそんな人間でしかないのに私は何をし... 2024.09.01 供養
供養 沖縄あの日も優しい風は吹いていたのだろうか海に囲まれた場面で集約された悲しみが起こった身をもって人々に教えているそんな苦しみが無ければ人は学ばないのだろうか青い海は悲しみの色だったのか 2024.08.29 供養
供養 木だった時木のように立つ人間そのような人になりたい厭わず運命に佇んでいる元々それだけなのにいつしか足が生え 手が伸びだし目が光って 口が開いた時から身勝手な葉が伸びだし地球は回転を早めていった戻らなければならない木だった時に無垢の力だけに 2024.08.28 供養
朝まだき 思想私の生はムダしか生まなかった遠くの悲しい目 瓦礫に住む人たちがいるのに思想がそれを強いているのならせめて叫ばなければならない歴史に残すな 残してはならないいつか永遠にその記録を消しさらなければならない 2024.08.27 朝まだき
供養 願い私達は本当のしあわせなのだろうか人の涙の上に悲しみの上に集っている本当のしあわせの中に住みたいせめてもの小さな私の人生にしたい役にもたたなかった生に恥じ入るばかりなのです 2024.08.26 供養
供養 明日のためにこの世は消えて帰らなかった人で満ちている昨日まで隣にいた人がもういない 雪原の中に取り残され記憶から消えてしまった人も沢山いるそんな悲しみが一杯詰まった地球で私は何をしたいのか私は何をすべきだったのか人よ私に熱く語れ暗い言葉でな... 2024.08.23 供養
朝まだき お盆に笑いあう時代があったほほえみの時代もあった悲しみの時代がありイカリの時代があり決して世界は一つにはなれないのに最後に残る権力指向だけが人々の道を閉ざす人は一人にならなければならない人は一人から始めなければならない 2024.08.22 朝まだき