夕照り

白い花白い花が小さな息をしているそんか音が静かに聞こえる日雲ものんびり動いていたもう父母の思い出も糸になってしまった兄弟のは ほとんどボンヤリとしているもう私は地球の一粒となっている右往左往の力の中で少し風が吹けばいづこと選ぶことなく漂うだ...
夕照り

人の世もう このようにしか生きられなくてこの姿にて終わってしまう人の世の侘しさに今日の夜なんと短い人生だった小さな夢を追って生きてたけれど唯の蜃気楼のよう少しの風で飛ばされる位の皆いっぱいの可能性と期待の中緩慢に 草を食んでただけだつたもう...
思い出

虫と人虫はどこまで行けるのだろうか海は飛び越えるそうだが地球の裏側は見れない人は自分で海を飛び越えられないが地球の裏側は見れるしかし 虫も人も相手の裏をかく生きるためにかくそうやって一緒に生きてきたそうやって終える時にはお互いに称えなければ...
朝まだき

何くそとここに一つの涙が生まれたあの小さな星の中にあのキライな人間もあの悔しい人間もいたにはいたが離れてしまえば唯の人懐かしい人だけの世界も物足りないだろうから人の心を捜しに本当の人になろうと生きていく
思い出

赤トンボ何故 お前はもっと強いものに進化しなかったのだい群れるだけじゃ 仕方ないじゃないか明日は 大きくなれるとでも思っているのかい世界は そんなに甘くはない今では もう追われるだけになってしまい幸せなどとは遠く離れてしまって繰り返しだけの...
思い出

昔あった音たちもう消え去った音たちはなつかしく今 漂っているハエの羽音皆 捜している音がある心の奥に潜んでいるそれを いつか 又聞きたくて日々をやりくりしてきても音でなく 記憶となった音私をどこまでも包んでくれたいつまでも一緒にいてくれた響...
夕照り

人の世人の世を淋しく生きたなんて誰も見向きもしないそんな人もあちら こちらにいて静かに生きている猫もそうだし トンボも豚もそうだったそれは仕方のないことだとしても追い払おうとした人は晩秋となりズルサだけが 心を支えている
夕照り

最後の関門喜びはいつしか去り沈黙の霧が覆う日々頭は 又上げる時は無く懐かしき人々も もう周囲を去ってしまったいつか来る日ではある小さい頃は思いも及ばない灰色の明日過去の人達は見事に突き抜けていったその教えのとおり私も超えていく先は何も無くて...
朝まだき

創造者人生の物語を作る皆 生まれながらに創造者運の良いのもあれば 苦しいのやらそれでも立派な芸術家なのだ内側から作る人外側から作る人宇宙は二つと同じものは作れないその自覚が必要だ皆 立派な生き物なのだ
朝まだき

人の掟限りある言葉で 限りなき世界を見えているのは小さな世界で全てを理解するのは不可能なことスズメの鳴き声さえチチチ チチチとしか表現出来ず仲良くはなれないせっかく同じ時代を生きたのに握手も出来なかったのは10本の指と 羽毛の羽根を選んだち...