夕照り

夕照り

くさい記憶

私は勝手であり 人をさいなみ 人をだまし人を恨み 人を愛す私はゴミであり ウイルスよりも でかくなったそれが何をしたって それた゜けのこと時間は全てを食べに訪れ又 勝手に使う奴もいたそれらに付き合わされ私も人生を弄んだ必死にたどり着いたこの...
夕照り

残るものと消えていくもの

この齢になって最近 たびたび私の周りに骨のついた鳥の羽根が落ちている自分で落としていった訳でもないだろうに地球の一角で殺し合いがあったのだ殺すものと殺されるもの生物は運命から逃れられない賢命を願って出てきたハズなのに祈りは 望みはこうして断...
夕照り

白い花

白い花が小さな息をしているそんか音が静かに聞こえる日雲ものんびり動いていたもう父母の思い出も糸になってしまった兄弟のは ほとんどボンヤリとしているもう私は地球の一粒となっている右往左往の力の中で少し風が吹けばいづこと選ぶことなく漂うだけの行...
夕照り

人の世

もう このようにしか生きられなくてこの姿にて終わってしまう人の世の侘しさに今日の夜なんと短い人生だった小さな夢を追って生きてたけれど唯の蜃気楼のよう少しの風で飛ばされる位の皆いっぱいの可能性と期待の中緩慢に 草を食んでただけだつたもう消えよ...
夕照り

人の世

人の世を淋しく生きたなんて誰も見向きもしないそんな人もあちら こちらにいて静かに生きている猫もそうだし トンボも豚もそうだったそれは仕方のないことだとしても追い払おうとした人は晩秋となりズルサだけが 心を支えている
夕照り

最後の関門

喜びはいつしか去り沈黙の霧が覆う日々頭は 又上げる時は無く懐かしき人々も もう周囲を去ってしまったいつか来る日ではある小さい頃は思いも及ばない灰色の明日過去の人達は見事に突き抜けていったその教えのとおり私も超えていく先は何も無くても教えの通...
夕照り

人類の歴史

人類の歴史は 40万年経って進化した者と 変わらず 残った者宿命と生きるのは同じ割の合わない者もいるまったくヒドイのもいる等しさを求めて戦う者等しくあれと 額に汗する者自分を価値ある者とした者か弱くさびしく終わる者多分 それらはいつまでも同...
夕照り

大きな居場所

お前も生きているのか生きている価値があるのかなどと言われたり 思ったりどうしようというのだそれでも生きていゆかなければそれでも花は咲くそれでも暖かい陽は昇る英知などというものは要らないそこに生きようそこを見つめようそこにも大きな価値はある
夕照り

詫びる

折角生まれてきたのにくねるだけの人生で何の意味があるのか雑草のように生えてきて意味もなく凋んでいく一人が生きるためにどれだけ犠牲にすれば済むのか何と不合理なことどこに合理的で 進化なのだ毛蟹に今日はせめて詫びなければ
夕照り

ヒトデの手

空から有への一瞬は私の始まりであった閉じ込められた運命の存在位置はある生きていく位置か 死んでいく位置かその間の 悪戦苦闘 泥まみれ這い上がれぬ道は 目の前に黒々と四方八方から伸びる手はタコの手やら ヒトデの手やら分からないから戻れぬ道を戻...