夕照り

トンボ

トンボよもう人生を終るのか道端の風に吹かれて良いことはあったかい美味しいものは食べたかい一人で生まれて一人で去っていく私も大した変わることはないせめて君とは兄弟に違いない
朝まだき

瞬間

この胸騒ぎは何だ私は運が強くマイペースで良いのに天は私に何を経験させようとするのだこの胸騒ぎは何だ
思い出

明日のカエル

車の通る雨の舗道にお前は端座して明日を夢見る何故お前はそんなに世の中をなめ切っているのだのんびりした顔をしてとぼけた面構えでそれとも覚悟しきった自殺者かお前に明日は無い
朝まだき

トンボの一生

とんぼよ秋の一日残り少ない日数を後世と血筋の力に託し最後の有頂天をつがいにして飛んでいる私はその間に車を走らせていたのだがおうっと危ない妻を守ってしっかりカジ取りをせよ
夕照り

病んだ自然

夜中の三時自宅の脇に流れる川に沿って瞳を反射させ空腹の熊が行く二足歩行の兄殺しに恐怖と殺意を持ってしまった自然は広がらないから生活圏は力の支配となって今日も戦いに望んでいく
朝まだき

野武士

夕暮れに私にまとわりつく一匹の蜜蜂離れようとしてもしつこく体当たりこんな大きな馬鹿者に何を怒っているのだ軽く払えば それで最期なのに視れば分かるハズその大事な命をそんか大事な時間を何を考えているのだ
夕照り

寒風の蟹

茹でられて食われた毛蟹の甲羅は手足も無い体になって意志強く 目を剥き出し歯を食いしばって 視ている
思い出

人生

私は今日会社の事務机でぼっとしているこんな時間が長い生物の人間の歴史の中の一部なのだと思うとつと笑いが込み上げてきた
朝まだき

生きる

なんと素晴らしいものを書きなんと素晴らしいものを残したとてなんだか生きているのが一番のような気がして死は待ってくれないし諦めはつけてあるのだけれど生きている時が 辛いことや楽しいことで疲れるものだとしてもやっぱり変化のあるこの世が一番で最後...
夕照り

子供

子供は老人の命で限りある人間の宿命は子供に愛情をそそがせた人は寿命が延びそして不老不死になる時子供は老人の何になるのだろう懐かしさは 愛おしさは残っていないとしたら地球は重力を諦め人はやっと手を繋ぎ始める