矛盾権力が歩いている幟だったり TVだったり人になって歩いていたりする人情を失った権力は注意しなければならない弱い人間は益々蔑ろにされ単なる添え物となってしまう互いに神の子なればこそ矛盾は大手を振っていく
朝まだき
追い詰められたら追い詰められたら私から何が出てくるのか宇宙が出てくるのに銀河系が飛び出してくるのに小さな人間と皆言ってくる小さな人間の前は大きかったのだ私の脳に書いてある誰も気付かぬ意識は知っているだから 私は大きくなれるのだ
あの時私はふと 地上に生まれ落ちた二本の足を与えられ前後に進むことしか仕方ない者としていつまでも一人で生きていく分けられた英知は少なく人に与えられもせず塵芥をまき散らすだけの身は樹体の限りの葉に満ちて黄金の魂と飾りを散らすイチョウを眺めいつ...
猫猫にも悲しい日はくるのだろうか静かな顔で変わらぬ食事をして良い日が来るのか来ないのか何故か細眼の猫はいない大きな眼を見開いて斜に構えることもなく定めの中で生きていく宿命に恐れず今日も満たされずに家々の角を忍びやかに伺っていく
自然果て無き宇宙 芥の人の身何ものをも超える思考無限の涯を見ている運命の果ての一輪のアザミの花満月の裏寒い月光の中宇宙と一体に命を輝かす風にリズムをとりカエルの声と同調し霧の繁みに情熱を灯す一草も生きている一草も伸びようとしている
弱者弱者の声は聞こえない 響かない権力に近づこうとする人は溢れ弱者は日陰に残される日陰の中は寡黙になり日陰は静まり日向の知らない深い世界に思考を研ぎ澄ましてそして日陰は醗酵していく
人間性この人は見てしまったのだ人間の後ろに覗く黒い影を右を見ようとしても左に向かせる大きな黒い手が頭を掴んでいる誰が作ったのか容赦なく呑み込もうとする大きな黒い深淵を残り少ない人間性が葉を食いしばる
使命大きな運動の中でわずかな物に残る原始的それが持っている人間の力を私のフィーリングに会う言葉で追っていく唯 よく私は間違いもするのだが残された時間の中でそれは使命です
重荷古来 重荷を背負う者のために宇宙はあるのだ重荷は創造になる善意は単なる一つの状態だ悪意も単なる一つの状態だ進む者のために空間は出来ている永遠なるものは創造の力だけか
思想私の生はムダしか生まなかった遠くの悲しい目 瓦礫に住む人たちがいるのに思想がそれを強いているのならせめて叫ばなければならない歴史に残すな 残してはならないいつか永遠にその記録を消しさらなければならない