忘れ物(始発駅にて) 思い出 2024.12.062025.08.08 私は今帰郷するそばで親子の別離を眺める君達の父は母は 田舎の無骨な人のようだ当てずっぼうな会話も交わされ方言交じりで語られている偉ぶることのない表情の彼等から競い合う原理の道を選んだ子等にまずは頑張れ 困ったことがあったら直ぐ電話をよこせと話しかけるこの世での懐かしい言葉は雑踏の中での私の忘れ物であった