通り過ぎれば

私の人生はほんの小さな出来事で終わりです
起こったことも唯の風
行ってしまったでは淋しいとしても
少し離れたところに立つ人には
やっぱり唯の風
少々弱いのやら強いのやら
通り過ぎれば後ろに去って
せめて見てるは その人だけで
誰も最後までは見ていない
見えていなければ嘆いていても
淋しいのは本人だけで
追っても涯に消えるだけ