老いたる日

老人よ 朽ちていく木よ
年老いたその
の内に
若かりし頃の記憶が残り 郷愁が残り
遠ざかる日々 
優しかった者達の顔の思い出が
日々の物思いとなり 聞き耳をたてる
私はその侘しさの重荷に
耐えざるを得なくなることを観念する