猫にも悲しい日はくるのだろうか
静かな顔で変わらぬ食事をして
良い日が来るのか来ないのか
何故か細眼の猫はいない
大きな眼を見開いて
斜に構えることもなく
定めの中で生きていく
宿命に恐れず
今日も満たされずに
家々の角を忍びやかに伺っていく