穏やかな日

やらなければ分からないこと
動かなければ見えてこないこと
自分の後ろが見えないように
いたるところにやせ衰えた人たちがいるのに
何も見向きもされない子供たちがいるのに
太い腕にからまれてる女性がいるのに
いつも輝く朝日が
誰にも降り注ぐ桜の花が
毎日 毎年やってくるのに
絶望しかない毎日が
見ようとしない私たちが
穏やかな日は待っているのだろうか